健保連「医療費、75歳以上の負担2割に」引き上げ政策提言を発表!
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トガクレです。
気になるニュースがありましたので、紹介します。
今回は医療保険関連です。
引用:
健保連「医療費、75歳以上の負担2割に」 引き上げ政策提言を発表(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
健保連「医療費、75歳以上の負担2割に」 引き上げ政策提言を発表
大企業の健康保険組合で組織する「健康保険組合連合会」(健保連)は9日、75歳以上の後期高齢者の医療費の自己負担額を今の1割から2割に引き上げる政策提言を発表した。団塊の世代(1947~49年生まれ)が後期高齢者になる2022年から医療費がさらに膨張するため、政府に改革を求める。
健保連の試算では、会社員の給料に占める医療、介護、年金の社会保険料の割合が、健保組合の平均で19年度29%から22年度30%、25年度31%へと上昇する。高齢者の医療
費や介護費を支えるため、現役世代が負担する額が増えることが主な要因だ。
医療保険はもうかなり厳しいところまで来ています。
国もジェネリック医薬品の推進なども行ってきましたが、むしろ高額の薬が増えてきているのが現状…。
グラフは総務省統計局より引用
引用:https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1131.html
このグラフで見てみても、医療費が特にかかると思われる75歳以上の人口は2025年まで急激に伸び、2030年あたりでピークを迎えます。
今でも厳しいんだから、「今のうちに保険料を上げて対策しよう!」というわけです。
もうちょっと読んでいきましょう。
健保連は対策として、75歳以上の医療費自己負担額を、低所得者を除いて原則2割にすべきだと主張。75歳から79歳まで毎年1歳ずつ2割負担の範囲を引き上げた場合、患者
の自己負担は年平均で700億円増え、公費負担が逆に800億円減るという。
また、花粉症薬や湿布など市販薬と同じ成分の医薬品は公的医療保険の対象外にしたり、患者の自己負担額を引き上げたりするよう提案している。佐野雅宏副会長は「国民
皆保険制度を維持するためには給付と負担のバランスを取るよう進めていくしかない」と話している。【原田啓之】
市販薬に関しては現在でも「セルフメディケーション税制」があり、基準を満たすと減税になります。
よく市販薬にマークが付いている例のアレですね。
年間で12,000円以上使用している場合は、検討の余地があります。
セルフメディケーションについては佐藤製薬のサイトが分かりやすいので、リンクを貼っておきます。
では今の医療保険の負担割合がどのくらいかというと、
引用:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info02d-37.html
現状は75歳になると「後期高齢者医療制度」に移行し、原則1割負担なわけです。
「現役並みの所得者」とは、具体的には年収370(課税所得145万円以上)~となっています。
(現役並みの収入があっても、ある条件を満たして「基準収入額適用申請書」という申請をすれば、負担を1割に出来る可能性もあります)
すごいですよね。
75歳以上で年収370万円以上稼ぐ人って。
自営業や不動産でしょうか?うらやましい!
ただ問題は、その他大多数の高齢者の保険料です。
一般の人からすると「お年寄りは暇だから病院に行って世間話してるだけだろ?いっぱい払ってよ」と思っちゃうけど、そんな人ばかりではないんです(一定数はいるとは思いますがw)
筋力が落ちてくると転倒しやすくなり、また骨密度が低下しているのも重なって転倒してしまうと骨折⇒手術とか、
食べ物を飲み込む筋力も落ちてしまうので、上手く咳が出来ずに異物が肺に入ってしまい、(誤嚥性)肺炎とか。
高齢になると、それまでは何でもなかったことで病気や怪我になってしまうんです。
いずれ我々もお世話になるしかないんですよー。
高くなってしまうと負担もそれなりに増えます。
出来れば元気でいたいですけどねー。
あと、認知症の薬なんかも高いかな~。
余談ですが、脳は他の臓器に比べて老化しにくいと言われています。
「え?今は認知症の人とか増えていない?」とお思いでしょうが、ちょっとしたカラクリがあります。
人間の平均寿命が延びてきたことが原因の一つと言われています。
それまで老化せずに済んでいた脳が、老化するまで長生き出来るようになってきてしまった!
良いんだか悪いんだかですねwww
まあそれだけではありませんが、そんなこんなで長生きすると認知症が問題になっているんです。
製薬会社も頑張ってはいますが、まだ認知症に劇的に効く特効薬はありません。
なってしまうと大変なので、運動や食事など出来る事から始めていきたいものですね。
最後に、この記事を書いている間にも医療保険がらみの別のニュースも入ってきており、そちらも同時に紹介しようと思ったのですが、ちょっと長くなってきてしまいましたのでまた次回に紹介します。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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