米国株投資家は涙目か!? 2030年には中国が世界一へ【長期経済予測】
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FPトガクレです。
日本経済研究センターより、5年ぶりに長期経済予測が発表されました。
(2019年6月17日発表)
今回はその内容を紹介したいと思います。
以下引用は、
公益社団法人日本経済研究センター ホームページ
https://www.jcer.or.jp/
より引用させて頂いております。
まず冒頭では、
デジタル化が加速し、米中貿易摩擦が激化するなか、主要7カ国について2060年までの長期経済予測を実施した。2060年の世界は米国と中国が経済規模で拮抗する。日本は人口減少・高齢化の影響が大きく、恒常的にマイナス成長に陥り、経済規模でインド、ドイツに抜かれ世界3位から転落する。
引用元 https://www.jcer.or.jp/economic-forecast/20190617-2.html
とされており、現在GDPで世界3位の日本は、少なくともインドとドイツに抜かれ5位以下になるとされている。
※今回の資料では「主要7か国」で比較されており、その中には人口増などから高い経済成長を期待されているインドネシアが入っていないので、そこは少し気になるところです。
わかっちゃいたけど、日本経済には厳しい時代が続きそうです。
「内需中心」と「製造業」に依存し、一時は世界の覇権を握るとさえ言われていた日本は、まだその過去の栄光からの脱却が出来ていません。
おっさん達の成功体験は、なかなか抜けきれないんですよね~。
「俺が若いころはよー」ってなやつでしょうか。
なまじそれで成功したから、新しい時代に舵を切れない。
かといって世界を狙えるような若い産業もまだ育っていない。
このままだと、本当に日本は衰退する一方です。
(もし読んで下さっている方で、世界を狙える会社をご存知の方は教えて下さい。めっちゃ微力ながら株を買って応援したい)
本題に戻りますが、長期予測の「標準シナリオ」では、以下の図のように予測されています。
引用元 https://www.jcer.or.jp/economic-forecast/20190617-2.html
この図で注目なのは、2030年頃に中国がアメリカを抜いて世界一になっています。
それからしばらくそのまま1位をキープしますが、2060年ごろにはまたアメリカが返り咲きます。
図を見る限りでは「アメリカが復活する」というより、「中国が失速する」といった方が良いでしょうか?
一番大きな理由としては、中国の一人っ子政策の後遺症があげられます。
これから中国は日本に匹敵する少子化問題を抱えることになります。
その少子化問題が、2040年以降の成長の鈍化に大きく影響していると言えます。
その他グラフで注目されるのは、やはりインド。
これから右肩上がりの成長ですね。
そして日本はどうか?
どうなんだ??
低成長どころかマイナスなんじゃないか?
やべーよ。
マジにやべーよジャパン!
しかしながら報告書では、日本がこれから力を入れるべきことや、各国の成長などの詳細も記載されています。
興味のある方は会員になれば詳細が見れますので、お気軽に…
とか言おうと思ったんですけど、法人会員とかで入会金10万円・年会費90万円!とかなんですね。
知ってたら、もっとよく読んでくればよかった…。
わーーーー!!!
いつも通りのアホさ加減。
でも要約まではホームページから閲覧可能ですので、興味のある方はご覧になってください。
ログインなしで見れます。
まとめ
というわけで、今回は日本経済研究センターの経済長期予測を一部紹介しました。
今回紹介しなかった「保護主義シナリオ(戦前のようなブロック経済を加速させた場合)」では、悪影響を大きく受けるのは中国と思いきや、アメリカが大きく失速してしまう予測となっています。
まあ、あくまで予測ですので、この通りに進むわけではありません。
アメリカは標準シナリオのようにこれからも右肩上がりかもしれないし、保護主義シナリオのように失速してしまうかもしれない。
いや、どちらでもないかもしれない。
未来は未来でしかわかりません。
投資家は1つの参考にすればよいと思います。
ただ人口の予測だけは、高い確率で実現すると言われております。
インドが昔から期待されるのも、人口が多いからです。
欧州の先進国や日本などが低成長予測なのは、人口増加ボーナスが見込めないからです。
いや、でも産業は…。アメリカ集中は…。
と、考えれば考えるほどわからん(笑)
だからインデックス投資で世界の成長に期待するんですね。
インデックス派は世界の経済成長を信じて積み立てるのみ!