【アクティブファンド界の最強伝説!】「ノーロード明治安田社債アクティブ」が低コストでおすすめの理由
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FPトガクレです。
この商品を知ってる人はクールガイだぜ!
インデックスファンド全盛の今、アクティブファンドは肩身の狭い思いをしています。
やれ「手数料が高い!」だの、「どうせインデックスファンドに負けるんだろ!」だのと言われっぱなしです。
まあ確かにほとんどのアクティブファンドは手数料が高い分だけ、パフォーマンスでインデックスファンドに劣ることが多いです。
しかし、地味だけど良質なアクティブファンドもあるんです。
本当に地味な国内債券型ですが、なかなか渋い選択です。
今回は「ノーロード明治安田社債アクティブ」を紹介したいと思います。
※お忙しい方は「アクティブファンドにしてはかなり低コストな手数料」から読んで下さい。
ノーロード明治安田社債アクティブとは
大きくは「国内債券」の分類になります。
ファンドの特色(ホームページより引用)
①明治安田社債マザーファンド受益証券を主要投資対象とし、国内の金融債、事業債、円建外債、MBS、ABSに投資します。
②NOMURA-BPI総合を構成する金融債、事業債、円建外債、MBS、ABSそれぞれのインデックスを時価加重平均した指数をベンチマークとし、これを上回るリターンの獲得を目指して運用を行います。
③マクロ経済・債券市況・需給動向等の分析を行い、金利動向およびクレジット市場の方向性を予測し、ポートフォリオのリスク分析を行い、リスクをコントロールしつつ、運用戦略を決定・実行します。
④当ファンドは特化型運用を行います。
⑤毎年4月26日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行います。
引用元:明治安田アセットマネジメント https://www.myam.co.jp/fund/nl_cbactive/
④の「特化型運用」は特定の投資対象に集中する可能性を示していますが、ここではあまり気にする必要はないでしょう。
組み入れ銘柄は後で紹介します。
⑤で分配金を出すことになっていますが実績は「0」なので、その分再投資してます。
下手に分配金を出して単利運用にしないところは大きなプラスポイントですね。
組み入れ銘柄上位5銘柄
①第1回ソフトバンク無担保社債 3.69%
②第18回光通信無担保社債 3.57%
③住友生命保険相互会社第2回A号劣後債 3.00%
④第2回ソフトバンク無担保社債 2.92%
⑤第1回ビー・ピー・シー・イー・エス・エー 2.84%
社債がやはり中心となっています。
ちなみに一位のソフトバンクの社債は高金利で個人投資家に人気ですね。
マイナス金利のこのご時世に、1.5%前後の金利が付きます。
ただ、購入単位が100万円以上だったり人気ですぐに売り切れたりと、おいそれと買えないので投信で買えるのは嬉しいです。
アクティブファンドにしてはかなり低コストな手数料
- 買い付け手数料(購入時のみ発生する費用) 無し
- 信託報酬(毎年かかる費用) 0.243%
- 信託財産留保額(解約金みたいなもの) 無し
アクティブファンドなことを考えると十分安い。
元々リターンも少ない国内債券クラスなので、信託報酬が高いとそれだけでパフォーマンスが落ちます。
ちなみに「Slim」でない方の「eMAXIS国内債券インデックス」は「0.432%」ですので、インデックスより安い。
インデックスファンドの絶対王者である「eMAXIS Slim国内債券インデックス」の信託報酬は、「0.1296%」と相変わらずの壊れっぷりですが。
投資対象が国債中心の「eMAXIS Slim」とは単純比較できないのですが、どちらも「NOMURA-BPI総合」をベンチマークにしているので、思い切って単純比較しちゃいましょう(笑)
明治安田社債アクティブ vs eMAXIS Slim国内債券
2017年3月3日~2019年4月19日までの約2年間のチャートです。
- ノーロード明治安田社債アクティブ +3.16%
- eMAXIS Slim国内債券インデックス +2.02%
というわけで、明治安田社債アクティブの方がパフォーマンスが良くなっています。
比較期間が中途半端なのは、Slimが新しいファンドである為です。
もちろん日本国債ですから株式のように大きく変わるわけではありませんが、低リターン商品でこの差は大きいと言えるでしょう。
シャープレシオでも比較します。
一応シャープレシオを簡単に説明すると、負っている投資リスク(価格の変動)に対し、リターン(収益率)はどのくらい得られるかといった、投資の効率を測る指標。
数字が大きいほど投資の効率が良いとされています。
さてそのシャープレシオを比較するとどうでしょうか。
※2019年3月31日 1年のシャープレシオで比較
- ノーロード明治安田社債アクティブ 2.63
- eMAXIS Slim国内債券インデックス 1.31
こちらも数字上は明治安田アクティブの方が良くなりました。
この手の国内債券型に期待するのは、「安全かつ利益少々」でしょうから、値動きが少ないことは大きなメリットとなるはずです。
eMAXIS Slimは2018年10月ごろに少し安くなってしまい、そこから最近にかけて一気に盛り返しています。
結果オーライですが、できればこの手の商品は、できれば変動が少ない方がいいですよね。
逆に2018年10月にSlimを仕込んでいれば、その後の急な上昇で利益を得られたことになります。
そんなトレード風に国内債券の投資信託を購入する人もいないと思いますが(笑)
まとめ
というわけで最近のパフォーマンスでは一気に盛り返したSlim優勢ですが、比較できる期間のパフォーマンスと値動きまで見ると、明治安田社債アクティブはなかなかのものです。
社債中心にアクティブで運用する商品自体が少なく、また手数料(信託報酬)も安い。
値動きが少なかったのは正直なところもう少し様子を見たいところでもありますが、2018年の中盤から2019年にかけての落ち込みのなさはさすがです。
今回の検証でも絶対王者「eMAXIS Slim国内債券」に対しても有利なところを証明できています。
なんの参考にもならないと思いますが、以下は私が2017年10月に普通nisaの枠が余りそうだったので、恐る恐るお試しで購入したものです。
投資金額がたった15万円なので、投資期間1年半で3,000円の利益はさすがに笑ってしまいますが、資産を守る商品としては優秀ですよね。定期預金じゃ500円もらえませんから。
前述の通り社債中心で安定運用する商品は意外に少ない。
ポートフォリオの中の安定資産の中に、このような商品も一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。