初心者におすすめのテクニカル分析 移動平均線とは
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FPトガクレです。
みなさんは株を購入するときに何を基準にするでしょうか?
PER?ボリンジャーバンド?今後の成長性?
人それぞれあると思いますが、今回は「移動平均線」についてまとめたいと思います。
「移動平均線」は基本中の基本ですが、意外にしっかりと活用されている方は少ない印象です。
あまりに多くのテクニカル分析を採用すると迷いも出てきますので、初心者の方は移動平均線を中心に行うのがおすすめです。
※ざっくりとわかりやすく説明することを目的としているので、多少ニュアンスが違ってもシンプルな方法で説明しておりますのでご了承ください。
移動平均線の基礎知識
そもそも移動平均線とは
こんな感じです。なんとなく見たことありますよね?
移動平均線とは、「一定期間の株価の平均をグラフにしたもの」です。
簡単に言うとそれだけなんです。
でも「一定期間の株価の平均をグラフにしたもの」で、実は色々な事がわかります。
移動平均線の種類
移動平均線はいくつも種類があります。
「5日移動平均線」とか「200日移動平均線」とか。
いっぱいあって混乱しますが、「5日移動平均線」は「5日間の株価の平均」です。
ではその「~日間の株価の平均」でだいたい何が分かるかと言うと、トレンド(今後の流れや方向性)です。
- 5日移動平均線 … 短期のトレンド
- 25日移動平均線 … 短~中期のトレンド
- 75日移動平均線 … 中~長期のトレンド
- 200日移動平均線 … 長期のトレンド
実際に証券会社のサイトで移動平均線を見ようとすると、「日足」「週足」「月足」なども選択させられると思います。
それぞれの違いは、
- 日足 … その日の終値(日々の動き)
- 週足 … 週末の終値(週単位の動き)
- 月足 … 月末の終値(月単位の動き)
となります。
とりあえず短~中期位のトレンドを見るとして、今回は「日足」「25日移動平均線」「75日移動平均線」あたりで見てみましょう。
買いのサイン ゴールデンクロス
移動平均線を利用したテクニカル分析で「ゴールデンクロス」のチャートを見て下さい。
「ゴールデンクロス」は、長期の移動平均線(ここでは75日移動平均線)を短期の移動平均線(ここでは25日移動平均線)が下から上にクロスしているタイミングがあると思います。
左の方(2/20あたり)で。
これがゴールデンクロスと呼ばれ、買いのサインと呼ばれています。
その後の株価の上昇が期待できるサインです。
売りのサイン デッドクロス
ゴールデンクロスとは逆に、上から下にクロスするチャートが「デッドクロス」です。
こんな感じです。
1/29のあたりです。
株価が下降トレンドに入ったとされるサインです。
注意点
移動平均線を使った「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を見ていただきましたが、注意点があります。
必ずこの通りの流れ(トレンド)になるわけではありません。
ゴールデンクロスになったからといって、絶対に株が上がるわけではありません。
「過去に上昇したことが多いかな」程度のもので、あくまで「目安」でしかありません。
特に平均線の交差が緩やかだと上昇の信頼性は下がります。
逆に平均線の交差が急だと信頼性も上がってきます。
まとめ
今回は「日足」で「25日移動平均線」と「75日移動平均線」を使って、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を紹介しました。
まあ前述の通りゴールデンクロスやデッドクロスが現れたからといって、必ずその後にトレンドが現れるわけではありません。
株を購入する際の一つの目安となるだけです。
「ゴールデンクロスが発生したように見えて…実は…」なんてチャートもあるんです。
テクニカル分析は奥が本当に深い。
ゴールデン・デッドクロスだけの内容ですが、想定よりだいぶ記事が長くなってしまいました。
移動平均線の基本だけでも、紹介しきれないものがまだまだあります。
「グランビルの法則」や「移動平均かい離率」なんてものです。
そちらもいずれ紹介していきたいと思います。