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株式投資のロスカット(損切り) 初心者脱出の手法を簡単に紹介

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FPトガクレです。

 

今日はロスカット(損切り)について紹介したいとおもいます。

 

株の世界で個人投資家とプロとの違いが、この「ロスカット」をきちんとできるかどうかが大きいと言われています。

 

「ロスカット」とは日本語でいうと「損切り」。

 

負けそうな時に強制的に決済してしまうことです。

 

ロスカットについても極めようと思うと奥が深いので、お役に立つ情報をかいつまんで簡単に紹介します。

 

loss_cut

なぜロスカットをしなければならないのか

 

相場は「コツコツ ドカン」と言われており、その意味は価格が上がる時は少しずつ上がるが、落ちる時はストンと落ちます。

 

つまり負けてしまう時はドカン!と大きく負けてしまう可能性があるということです。

 

大きく負けてしまうと、相場から一発退場なんてこともあり得ます。

 

そうならないためにも、適切なタイミングでロスカットするのは非常に重要な考え方なんです。

 

なぜなら人は損失をなかなか確定したくない。

 

アベノミクス相場で株価がどんどん上昇していた2017年は、外国人投資家(プロ)は買い注文を出していましたが、個人投資家はどんどん売り注文を出していました。

 

何を意味するのか?

 

以前買った株が値下がりしたものの、損切りできずにいわゆる「塩漬け株」を長年放置していたが、やっと買値まで戻ってきたので「やれやれ売り」をしたと考えられます。

 

ロスカットは損失の確定をしたくない心理との戦いともいえます。

 

この自分の心理との戦いが本当に難しい…。

 

ロスカットの意義としては「大損をしない」ことと、塩漬け株を作らないことにより「資金の停滞」を防ぐことだと考えられます。

 

ロスカットの手法 あらかじめ損切りラインを決める

 

初心者にまずおすすめな手法は、「あらかじめ損切りラインを決めておく」ことです。

 

「買値の10%」など、あらかじめ損切りラインを決めておき、そのラインを下回ったら強制的に決済してしまう。

 

損切りラインは中長期投資でしたら10~20%位でしょうか。

 

あまりに損切りラインが厳しいとすぐに損失を確定してしまいますし、ゆる過ぎると損失が大きくなってしまいます。

 

買いの注文を出す前に「この株は損失が20%になったら売ってしまおう」など、あらかじめ決めておく手法です。

 

「逆指値」注文で最初からロスカット注文を出してしまうのもおすすめです(出来る証券会社と出来ないところがあります)。

 

これをしておかないと、不祥事があったりして暴落している時などでも本業の仕事が手に付かないくらい気になってしまうことがあります。

 

また前述の通り、下げるときは「ドカン!」と下げますので、逃げ遅れないためにも重要です。

 

損切りラインは、「%」ではなく「金額」で設定してしまってもかまいません。

 

大切なのは最初に決めたラインを必ず守ることです。

 

ロスカットの手法 買った理由が無くなったら損切りする

 

誰しも株を買うときは「買う理由」があったはずです。

 

  • 割安だった
  • 配当が良かった
  • 期待の新製品を発売する予定
  • 株価が上がりそう

 

など。

 

しかし、保有していると現実は厳しかったりします。

 

こんなはずじゃなかった…。誰でもよくあります。

 

そうなると、当初思っていた「買った理由」があやふやになってしまうことがあります。

 

  • 割安だった ⇒ 売り上げが落ちて割高になった
  • 配当が良かった ⇒ 減配した
  • 期待の新製品を発売する予定 ⇒ 発売が中止になった。もしくは売れなかった
  • 株価が上がりそう ⇒ 下落した

 

などなど。

 

そんな時は潔く損切りして売ってしまいましょう。

 

「買った理由」が無くなってしまったということは、「持ち続けている理由」が無くなってしまったということです。

 

さっさと売って、次の株に期待しましょう。

 

いつまで持っていても、それから上がることも経験上多くない気がします(少なくとも自分がそう思ったということは、そう考えている人も多いのかもしれません)。

 

ロスカットの手法 損切りしない

 

最後は「損切りしない」手法です。

 

「さんざん損切りしたほうが良いと言ってきたのになんなんだ!」と怒られそうですが、それも一つの作戦なんです。

 

本当に損切りは難しい。

 

繰り返しますが「心理的な抵抗」が邪魔するからです。

 

損失を確定するのは本当にほんとうに嫌なものです。

 

だったら始めから損切りしないと決め、銘柄を選べばいいんです。

 

例えば、

 

  • 高配当株
  • 成長株
  • 今後の躍進を信じて疑わない企業の株

 

など、損失が出たとしても中長期で見れば必ず利益がでると、強く信じる株を持ち続ける方法です。

 

短期での損失など気にせずに(実際は気になると思いますが)、ただただ配当や成長を期待して保有し続ける。

 

ちゃんと選べば、ごちゃごちゃいじらずに「ただ持ってるだけ」の方が意外に利益が出たりします。

 

まとめ

 

ロスカットは「どの方法を選ぶか?」ではなく、とにもかくにも「最初に決めたルール」を「必ず実行する」事が一番重要です。

 

機械的に決めたルールを実行する。

 

それが損失を大きくしないコツと考えます。

 

トレードがAI(人工知能)中心になっていくのも、この点から納得できます。

 

とにかく最初に決めたことを守るということです。