仮想通貨(ビットコイン)上昇トレンド しかし中国より暴落のお知らせか?
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FPトガクレです。
仮想通貨(ビットコイン)の価格が上昇しています。
ここ数日は急落といっていいほど下げていますが、それでも最近の上げは力強い。
オワコンかと思ってた仮想通貨が、また盛り返してきています。
ビットコインは2018年に40万円を切った相場も、グングンと値を上げ、100万円も目指しそうな勢いです。
以前の高値で買った人が「やれやれ売り」をしていると思いますが、それをものともしない勢いがあります。
国が発行している通貨とは違い、仮想通貨は元々その価値を保証するものは何もありません。
買う人が欲しいと思うから、その価格が上がるだけです。
後ろ盾がありません。
しかしこのままの勢いは続くのでしょうか?
ちょっと怪しい動きもありますので、紹介していきたいと思います。
中国がマイニングの禁止を検討中
ちょっと古いですが2019年4月9日に既にニュースになっています。
仮想通貨のマイニングの7割を占めている中国で、マイニングが禁止されればその影響がビットコインの暴落につながるというものです。
しかし「さあ暴落の始まりだ!逃げろー!!」という単純な話ではないようです。
中国はもともと仮想通貨に否定的で、また今回検討している仮想通貨のマイニングに対しても、コスト面(電気代など)からも規制してしまおうかという動きになります。
実際マイニング廃止に関しても相場には楽観的な見方も多く、むしろ「相場は上昇するのではないか」との見方もあるほどです。
最初は相場が上昇するという意味が解らなかったんですが、中国で安価に行っているマイニングが禁止されることにより、マイニングの損益分岐点が上がるとの見方でした。
なるほど。奥が深い。
そしてもう一つの動きを次で紹介します。
「有事の金」 しかし今は…
以前は世の中が不安定になると、「やっぱり頼れるものは現物っしょ!」というわけで金が買われる「有事の金」というものがありました。
古くは冷戦までさかのぼるようですが、それからも政治・経済的に不安定になると金相場の上昇が見られてきました。
しかし最近では、有事の時にもあまり金価格が反応しない事が多くなってきています。
2017年頃に北朝鮮がミサイルを相次いで発射したときにも、専門家は「有事の金!」と話されておりましたが、実はそれほど相場は動きませんでした。
その後も米中貿易摩擦などで先が見えない情勢になっても、金価格がその影響を大きく受けているとは思えないような状況でした。
「有事の〇〇」は金の他に、最近では「有事のドル」や「有事の円」などもあります。
政治・経済的不安があるとすぐに円高になり、その影響で日経平均が下がるのは我々もよく耳にするところです。
そして最近では「有事の〇〇」に新たな仲間が出来そうです。
そう、「有事の仮想通貨」です。
政治・経済的な混乱で今後が見通せない中、安全な資産として仮想通貨にマネーが向かっているというものです。
国家レベルではまだ「有事の〇〇」は金の方が強いとはいえ、投資家レベルで仮想通貨の活用が進んでいるのも確かです。
まとめ
今回の急激な上昇は2017年末の仮想通貨バブルに似ているという見方と、有事の仮想通貨で買われているとの見方もあります。
今後も本格的に「有事の仮想通貨」となるかは、もう少し経過を見なければなりません。
個人的には仮想通貨に投資比率を重くおくつもりは現在ありません。
それでもまったく知らないのはなんとなく悔しいので、いつもこの手の投資対象には数万円程度お試しで取引して、得しても損してもそれで終わりにしています。
しかしながら有事の際の資産の預け先として今後は仮想通貨も選ばれるとしたら、これまで取引してこなかった人も、否応なしに仮想通貨と関わらなければならないかもしれませんので、他人ごとではありませんね。
流行りのロボアドバイザーで運用すると、いつのまにか資産の10%程度を金で運用されたりしますが、これがいつのまにか仮想通貨に代わる日も来るかもしれません。